title_"A picture of frame"

いつだって物語は唐突に始まった。
ほら、今。
ボクとキミが、触れ合った時―


始まりと言うものはどこにでもあった。
”自分”と”他”が触れ合う時。
物語は始まっていく。
知っているだろう?繋がった事。
その中で、僕らが見ているのはどれくらいか。
”自分”と”他”が触れ合った時、
突如に起こる物語の、満足した終わりは、
一体、どれくらいなのだろうか。
”自分”と”他”が触れ合った時、
見向きもされずに記憶の彼方へ逝く物語は、
一体、どれくらいなのだろうか。
表紙に書かれた物語の名は”Lives of mine”。
紡いでゆく者の名は”    ”。


始まった。
ボクは振り返る。
作る、"A picture of frame"。
そして、また。前へ。前へ。
―いつだって物語は唐突に始まった―
―ほら、  今、―
―ボクとキミは、触れ合っていた―